Vol.140: 写真は


あるカメラマンがいいました。

最近の写真は色が濃くてキレイに見えればいい写真だと。

今の写真は 真実を写していないと。

果たしてそうだろうか?

写真はそもそも 真実なんて写しちゃいない。
写したものや世界がすでに過去になっているから 今てもとにある写真が真実を語るしかないだけではないだろうか。

本物以上であっても 以下であっても それは 本物じゃない。

真実なんてはじめから 写せない。

人の目と 写真の感度は全く違うのだから。

カメラという目で見た世界であって
人の目でみた世界なんて写せやしないのに。

作品造り
あくまで 写真は高性能な 絵にすぎないのだ

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