Vol.2439: H-4:教えるより自分でやった方が速いとか言う戯れ言(対象年齢 25歳以下)


人に教える暇があったら自分でやります と 後輩に教えない先輩をよくみかけます。

その瞬間は 確かに自分でやったほうが速くて正確でしょう。
長い目で見ると 確実に遅くて改善されないことです。
そしていつまでも自身は新しい事に手を付ける事ができず、成長もしません。
また楽にもなりません。
教えるという苦労が、あとで発展に結びつきます。
失敗も当然ありましょうし、教える事だって失敗します。
失敗を恐れずというのは、こういう失敗の繰り返しから学んだ結果、成功へ導くことができます。

同じ仕事をできる人が一人増えればその分速く、そして自分は次の事ができるというのに。
みんな、慣れた作業や仕事が好きなんです。
今、楽という、将来の苦を選ぶ皆様。
先輩の先輩は、そこから一歩踏み出すことの勇気、きっかけを与えてやらねばなりません。

学校も子育ても同じです。

1年に教える2年を3年が観る。
子供に教える親を爺さんが観る。
新入社員を教える先輩を上司が観る。

人に教える事にまずは 慣れる事。
そして 失敗する事に慣れる事。
その失敗を糧にする事。

これが成長のはじまり。

成長とは一番下の人が伸びる事ではなく、全て関わった人が伸びること。

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